つくば市、公共事業でドンドン借金して大丈夫?

先月号の「つくば市が366億円も掛けて総合運動公園を作る計画」という内容には本当に多くのお声をいただきました。「そんな立派なものいらない!」「まるでバブル期か高度成長期みたいな発想」「そんなお金あるなら他に使うべき」といったご意見がたくさんありました。そう、税金の使い方はとってもたいせつ。そこで今月は、ちょっと続きっぽく、つくば市のお金の使われ方の特徴を見てみましょう。

つくば市の決算書を見ると、全体の収入は24年度で714億円です。ちょうど総合運動公園の予算は全体の半分ということですね。市は「総合運動公園は建設に何年も掛かかるし、95%は借金だから1年間のの負担はそんなに多くないよっ」と説明しているようですが、市の予算規模から考えるととてつもなく巨大な支出であることは間違いありません。

さらに、つくば市のお金の使われ方で、同じくらいの規模の市と比べて目立って高いものがあります。それは 「公債費」という項目です。その金額、63億円。さて、この公債費というのはざっくりと言うと「借金の返済」です。つくば市では、借金の返済の割合が同じ規模の自治体と比べても多い、ということですね。

ん、なんの借金なの?と気になってしまいます。実は、つくば市が合併したころに「地方債」という借入をガンガンやって、たくさんの公共事業を行った分の返済を今しているんです。たくさんハコモノを作れば、それだけ借金を返さなくてはいけません。さらに、維持管理費も毎年掛かります(「物件費」という項目も同規模自治体と比べて高い)。ひと言にすれば、今のつくば市は「昔つくったハコモノの借金返済と維持管理にかなりお金が使われている」という状況。

さてさて、それでもまた借金をして、総合運動公園を作ろうとしています。その借金を払うのは、まだ生まれてきてもいない子どもたちかも。未来の世代に負担を求めるなら、みなが納得する事業に計画的に使っていきたいですね。

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