そもそも、何のための総合運動公園なの?

施設整備費用概算

施設名 概算
第1種公認陸上競技場 80.0億円
第1種公認陸上補助競技場 13.5億円
ラグビー兼サッカー場 25.0億円
テニスコート(20面) 5.5億円
アーチェリー・弓道場 9.5億円
総合体育館(3面) 56.0億円
屋内プール 36.0億円
駐車場(1,200台) 7.0億円
その他施設 68.0億円
合計 300.5億円

つくば市に正式な陸上の大会ができるトラックがないことは、これまでスポーツ関係者の間でずっと問題視をされてきました。つくば市の陸上記録会の会場として石岡の市営競技場を借りたりもしています。そういう意味で、運動公園の建設は「関係者の悲願」といった感もありました。ですから、今回の計画の前からも総合運動公園が話題になることはありましたが「公式の記録が取れるトラックが欲しいよね」ということとほぼ同じ意味でした。それはあくまでも市内の小中学生の陸上記録会の話です。記者イガラシも議員時代にこのことを何とかしたいと思い筑波大学に依頼をし、現在では大学の陸上競技場を貸してもらって一部実施ができています。
 
でも、今回の計画について市長は「2020年の東京オリンピックに間に合わせ練習に使ってもらいたい」「2019年の茨城国体でも使いたい」「2019年のラグビーのワールドカップにも使ってもらいたい」といった趣旨を表明しています。

東京オリンピックの練習に使ってもらえるかどうかというのはなんとも水物の話です。茨城国体についても競技会場はほぼ決まってしまっています。ラグビーのワールドカップも、市の計画表明の前から開催地はほぼ決まっていたのですが、最終的に発表された開催地にも当然ながらつくばは入りませんでした。そうしたら今度は「合宿地にしたい」というような話も出ているようです(その割に地域の高校野球の予選等でニーズのある野球場は計画になかったり)。

どうも行き当たりばったりで、なんのビジョンもなく説明がされている印象です。そして、そもそもの目的のはずだった市内の小中学生のためという話がいつの間にか世界的大型イベント向け(しかも次の開催はあったとしても数十年後)に巨大化しているようです。せいぜい2〜3週間で終わってしまうようなイベントに市民の税金を大量に投入してやることなのかどうか、大きな論点となっています。

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