つくば市と茨城県の仕事って何がちがうの?

県知事選挙が始まりました。新聞報道によると過去最低の投票率が危惧されていますが、「そもそも県って何やってるの?」というお声や「何で県と市があるの?」というお声もあります。そこで今回は近くて遠い県と市の関係について。

歴史をひもとけば、今の国ー県ー市という仕組みができたのは明治時代です。当時は国が「知事にはこの人を指名する」と決めていました。地方自治ではなかったということですね。戦後に制度が変わって、知事も選挙で選ばれるようになりました。

で、県と市の仕事の分担は、あるにはあるけど、あいまいだったりします。「これは間違いなく県の仕事だぜっ!」というくらいはっきりしているのは、警察です。茨城県警はあっても、つくば市警はありません。あとは、学校の先生。公立学校の先生方は県に採用された職員のみなさんです。ただ、小中学校については市が運営しているので、この辺りちょっとわかりにくいですね。その他の、農業だったり観光だったり福祉だったりは、県にも市にも似たような名前の部署がたくさんあります。多くの場合、県は国から来る仕事を整理して市につないでいるようなところがあります。「これって二重行政じゃない?」っていうような場面も確かにあったりします。茨城や他県の県議会議員に聞いてみても「県議じゃなくちゃできない仕事がある!」という方も多いですが「いや、仕組み変えないとね」という方もいらっしゃいます。国や県の仕事(権限)を現場が見えやすい市(町村)にどんどんわたすべき、地域のことは地域が決めるべき、というのが地方分権というものですが、仕事だけやってきても予算が移されなければ仕事は増えても人は増やせず大変ですね。道州制にすれば問題解決なんていうわかりやすい話でもないのでこれはまたあらためて。

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